Our Philosophy

Dove & Oliveには、ひとつの願いがあります。

地球を癒し、人を癒し、自分を癒すモノづくりで、
関わるすべての人の人生に誇りを生みだし、
世界の平和に貢献する。

世界の物価は、静かに、しかし確かに変わり続けています。日本でも年に2%ずつの物価上昇が国の指標とされ、革も、糸も、紙箱ひとつまで、毎年姿を変えていきます。

Dove & Oliveも、その流れに合わせて、価格を年に一度、少しずつ見直してまいります。

ただ、これは「お客様から奪う」値上げではありません。お預かりした価値は、私たちの願いに沿って、確かな場所へと流れていきます。


地球を癒すモノづくりへ

革は、生きものの命をいただいて生まれる素材です。だからこそ私たちは、植物の力でなめされた革を選び、化学薬品に頼らない仕事を続けています。

価格の改定は、より誠実な素材を選び続けるためにも、そして、土地に負担をかけない仕入れを守るためにも、欠かせない循環です。

革も、糸も、紙箱も、地球から借りたもの。その敬意を、毎日の仕事のなかに込めていきます。


人を癒すモノづくりへ

──工房の若い職人たちへ。
彼らの技術が深まり、生活が安定し、20年積み重ねた手仕事が、次の世代に渡されていくように。

──Dove & Oliveを訪れてくださる方への、より豊かな体験へ。
革と過ごす時間が、ただの買い物ではなく、ひとつの「物語」となるように。

──私たちの暮らす倉敷の街へ。
大原孫三郎、總一郎が築いた美観地区の精神を引き継ぎ、次の100年も美しくあり続けるための、新しい場所づくりへ。

──さらに、その先にある日本へ。
ものを丁寧に作る人が、丁寧に暮らせる国へ。価格に込められた敬意が職人へと巡り、職人の暮らしが地域を支え、地域の豊かさが、日本という国の未来をつくる。

──そして、その流れは、やがて世界へと届きます。
ひとつの工房の誠実な仕事が、地域を潤し、地域が国を支え、国が他の国とつながり、人が人を敬う心が、国境を越えて広がっていく。

価格が健やかに上がっていくことは、本来、働く人が報われていく道筋であり、誰かを癒す力が、もう一度別の誰かを癒していく、そんな循環のはじまりでもあります。


自分を癒すモノづくりへ

そして、最後にもうひとつ。

革を裁つ私たち自身もまた、この仕事を通じて癒され、誇りを取り戻していきます。

朝、工房の扉を開けるとき、今日もこの仕事ができる、と胸が満ちる感覚。一枚の革と向き合い、誰かの手に渡る瞬間を想像しながら縫う時間。

それは、お金には換えられない豊かさです。

その豊かさは、Dove & Oliveを手にしてくださるお客様にも、きっと届いていると信じています。ご自身で選んだ一品を、長く大切に使うことは、自分自身を丁寧に扱うこと。それも、ひとつの「自分を癒すモノづくり」への参加です。


ものづくりは、誇りでできています。革を撫でる手、糸を引く指、若い職人の食卓、街の景色、日本の風景、そして地球の未来へと、たしかに流れていきます。

お客様が革製品を手にしてくださることは、ただの購入ではなく、ご自身の暮らす街、国、そして地球を、少しずつ良くしていく、ひとつの行為です。

私たちは、これからも願います。

地球を癒し、人を癒し、自分を癒すモノづくりで、
関わるすべての人の人生に誇りを生みだし、
世界の平和を実現すること。

その願いの一歩として、誠実な価格と、誇りある仕事で、これからもお応えしてまいります。

Dove & Olive
小野 一